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2009年05月14日

こういうがええんじゃ。

志賀直哉「清兵衛と瓢箪(ひょうたん)」をふと思い出したので読み返してみることにしました。

清兵衛はどういうわけか瓢箪に興味を持ち、何の変哲もない瓢箪を朝に晩に磨いていたそうです。父親の友人達は彼に言います。
「そんな面白うないものばかりえっと持っとってもあかんぜ。もちっと奇抜なんを買わんかいな。」
大人の助言に対しても耳を貸さず、
「こういうがええんじゃ。」
と独り言のように済ます清兵衛。

それ故父親達が褒めちぎる逸品に対し清兵衛は心の中で笑い、生意気な口をきいてしまいます。
「あれらの瓢箪はわしには面白うなかった。ただカサ張っとるだけじゃ。」
それに対し父親は驚き呆れ、
「何じゃ、わかりもせんくせして。黙っとれ。」
と怒鳴られます。父親の剣幕に圧倒された清兵衛でしたが、彼はより一層自分の感性を掘下げ自分の感覚に忠実に従い、瓢箪を探すようになります。


ある日、清兵衛は「震いつきたいほどいい」瓢箪に出会ってしまうのです。
彼は片時もその瓢箪を離さず、家で、学校で磨いていました。
見かねた先生が父親に言いつけると、烈火のごとく怒り、その瓢箪を叩き割ってしまった。


清兵衛はただ青くなってその光景を見ていました。泣き喚いたり怒ったりもせず、ただ黙ってその光景を見ていました。この事件以降彼は瓢箪を磨くことをやめ、絵の世界に没頭し始めます。瓢箪が許されないのなら他のものをやるしかない。しかし彼の父親は彼が絵を描く事にも小言を言い始めた…。

そんな内容でした。

「こういうがええんじゃ。」

すさまじい速さで人や情報が行き交う現代こそ必要な感覚じゃないかなと思います。


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最近観た映画二本立て。

The corporation
ジャマイカ-楽園の真実

corporation.jpg lifeAnddebt.jpg

一本目のThe corporationはマイケルムーアが出演していますが、監督作ではないので知っている人は少ないかもしれません。僕もそうでした。

二本目のジャマイカ-楽園の真実は一本目の映画をミクロな視点で見たような映画です。この二本を観ると資本主義経済の蜜と毒がわかるような気がします。


このjetsetのページがいいです。初めて知った。
http://www.jetsetrecords.net/jp/columns/eventreport/route
live音源が聴ける。


ごめんねごめんね~。
U字工事


投稿者: Yu Kokubo 日時: 2009年05月14日 00:36 | コメント (0)